全国的に見て害虫類等の相談件数は、年々増加傾向にあり、テレビ等のメディアでも、スズメバチやネズミ、アライグマ等の特集が放送されることもあり、関心が高まっていることが感じられます。
テレビの放送内容については、演出等によりかなり派手に、面白くされていることが多いようですが、実際には、地味な作業が多く、テレビを見たお客様が思っている内容と相違があることがあります。
そのため、特にスズメバチの駆除では、短時間で地味に施工が完了することを事前にお伝えしております。
ハチの種類
スズメバチ
現在日本では約17種のスズメバチが生息しておりますが、相談や駆除依頼の多い種は下記の通りです。
おおよそ依頼の多い種から、キイロスズメバチ、オオスズメバチ、コガタスズメバチです。
多くはありませんが、モンスズメバチ、チャイロスズメバチ、クロスズメバチなどの依頼もあります。
スズメバチに刺されると、人の体質やその時の状況によりますが、かなり痛く、刺された付近が広範囲に腫れ上がる場合があり、アナフィラキシーショックと言われる甚大な健康被害に繋がることもあり、対応には注意が必要です。
また、巣がある場所によっては子供の通学路になっていたり、人の往来が多い場所では周辺環境で被害が出ないよう配慮も必要になります。
依頼の多いキイロスズメバチ
4月頃から巣を作りはじめますが、6月頃からはたらき蜂が増えて、巣も大きくなっていきます。
このころからみなさんが気が付き、相談に至っていると思われます。
また、巣が大きくなるピークは10月頃で、危険度も一番高い時期と言われています。
理由は、次期女王蜂誕生やこれらを守るために、全体がピリピリしています。
この時期は巣に数メートル近づいただけでも襲われることがあります。
11月以降は気温が下がり、働き蜂たちは死んでいきます。
次期女王蜂は、今までに作った巣の中で冬を越して春にまた活動を開始します。
巣は働き蜂によって、噛み切った木屑と分泌物で出来ています。
使った木によって色が違うため、模様が出来ています。また、巣を大きくする際は、外周を覆いながら、内側を壊して大きくしていきます。
材料を無駄にせず、非常に効率的に作っています。
巣の外壁は2、3層構造になっていて、断熱効果があり、ある程度温度の変化にも耐えられるようになっています。
内部の巣盤は、女王蜂が卵を産んで育てていますが・・・長くなるのでこの辺でやめておきます。
その年に作られた巣は基本的に翌年再利用されることはありませんが、次期女王蜂が越冬のために籠っていたケースはありました。
参考にキイロスズメバチの生活をご紹介いたします。
オオスズメバチ
攻撃性が高く、営巣箇所は地上から数10㎝程度の低い、既存の空洞を選ぶ傾向にあります。(木の根っこや朽木、切株の下等)
縄張り意識も高く、餌場に近寄るだけでも襲われる危険性があります。
アシナガバチ
現在日本では約11種の生息が確認されています。
スズメバチほど攻撃性は高くはありませんが、巣を刺激すると人に対し攻撃するケースも少なくありません。
スズメバチ同様、尾端に毒針があり危険性があります。
ミツバチ
現在日本には、在来のニホンミツバチと、明治時代以降導入されたセイヨウミツバチの2種が生息しています。
受粉蜂として植物の繁殖に大きな影響を与えておりますが、近年ニホンミツバチの減少が危惧されています。
分巣の時期や、外敵に襲われた際、大群(数百~数千頭)で移動するため、人々に大きな恐怖感を与える。
また、住居等屋内の天井内、壁面内に営巣するため室内への発生や、天井から蜜が落ちてくる等の被害が多く、相談件数は例年少なくありません。
攻撃性は低いですが、巣を刺激すると人を襲うこともあります。
施工の際は、駆除と巣の撤去を行いますが、巣を撤去する際、多くの蜜が落下するため、巣の下に養生をするほか、天井内や壁面内等の場合、狭い空間での施工となり、天井や壁面を開口していただくこともあり、事前にお打合せが必要になります。
施工内容(方法)
ハチ駆除用の専用の装備を整え、さまざまなケースに対応致します。
巣の場所(高さ、足元、周辺環境)を確認し、巣穴の位置を確認します。
巣穴は1つの巣に対し1つですが、ハチの種や巣が非常に大きい場合は、複数あることもあります。
巣穴に専用のノズルで殺虫剤を注入するとともに、ハチの出入り口を塞ぎ、駆除中周りへの飛散を防止します。
薬剤使用後、巣の撤去をおこないます。
昨年施工現場一例:
玄関付近の1階軒下でのスズメバチ営巣 歩道が近く付近を通る際、危険な状況でした。
上記はスズメバチ駆除の施工方法をご紹介いたしましたが、アシナガバチについても巣穴の形状に違いはあっても、おおよそ同様の施工方法で行っております。
ミツバチにつきましては、施工方法、工程が若干違うためご相談の上、ご提案いたします。
ハチは巣戻り、戻りバチなど言われる、巣の場所に帰る習性があります。
巣の撤去後も、働きに出ていたハチが3日程度は巣のあった場所に戻って付近を飛んでいることもありますが、巣のなくなった働き蜂は衰弱して死んでしまいますので、しばらくは様子を見てください。
場合によっては巣を再生することもありますが、その際はご連絡いただければ状況を確認し、必要な際は再度駆除を行います。
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